【続き】おばちゃんが家族のためにやっていたこと
こんにちは!
やる気グループの田中です。
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この記事は前回の続きです。↓
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前回、
「親戚の告別式の話を書いたのは、
あなたのお役に立てるかもしれないから」
と書きましたので、
今回はその続きです。
単刀直入に言うと・・・
天国に行ったおばちゃんは生前に、
『エンディングノート』
を書いていました。
エンディングノートとは、
自分の人生の終末について記したノート。
万が一に備えて、家族や友人に
伝えておきたいことや自分の希望などを
書き留めておくことができます。
遺言書に似ていますが、
決定的に違うのは、
遺言書には“法的強制力”がありますが、
エンディングノートにはそれがありません。
なので、
エンディングノートに書いたことが
100%実現されるとは限りません。
本当に実現して欲しいことは、
やはり、遺言書に書く必要があります。
じゃあ、エンディングノートの存在意義って?
という話になりますが、
遺言書は、基本的に
「死後」のことしか書けません。
「遺産相続」や「子どもの認知」
に関する内容が基本となります。
ですが、エンディングノートには
そういった決まりはないので、
自由に書くことができます。
例えば、自分が生きている間のこと、
・病気や不慮の事故にあった時の延命措置
・介護
・葬儀
・お葬式
・お墓
・ペット
など、
「自分が動けなくなった時はこうして欲しい」
という内容を何でも書くことができるのです。
実際、天国に行った親戚のおばちゃんは、
エンディングノートに
以下のことを書いていたそうです。
・療養中は病院ではなく家で過ごしたい
・葬儀は「家族葬」
・香典は辞退して欲しい
私の耳に入ってきた内容は
この3つだけでしたが、
他にももっと書いていたと思います。
このように、
自分が思うように動けなくなったり、
亡くなって意思表示ができなくなっても、
自分の希望を通すことができるのです。
そして何より、
エンディングノートを書いておくことで、
「残された家族の負担を減らせる」のが、
最大の利点だと感じています。
実際、大切な人が亡くなってしまったご家族は、
悲しむ暇もないほど、葬儀の手続きに追われます。
一番悲しむ時間を与えられるべきご遺族が
一番悲しめない状況に置かれるのです。
葬儀に参列した際、ご遺族を見ると
“悲しみ”でやつれているのか
“疲弊”してやつれているのか
わからない、と思う事が多いです。
でも、生前にエンディングノートへ
自分の葬儀のことをきっちり書いておけば、
遺族が行う葬儀手続きの負担を
できる限り軽減することができるのです。
それ以外にも、
エンディングノートを書くことで、
・家族に最後のメッセージを残せる
・自分の経済状況がわかる
・今後の人生と真剣に向き合える
などの利点もあります。
遺言書は、遺産や遺品などの
“物質的な恩恵”を
遺族に残せる大切な文書ですが、
エンディングノートは、
気遣い、思いやり、愛情など、
“感情的な恩恵”を遺族に残せる
文書だと感じています。
「終活」が注目されている現代ですが、
エンディングノートはその一歩として
着手しやすい活動です。
もし、これをきっかけに、
「エンディングノートを書いてみようかな」
と感じたなら、
以下の記事が参考になるので、
一度読んでみてください。
参考:「エンディングノートとは?」
「エンディングノート 書き方」と
検索すると、もっと情報が出てきますよ。
それでは!
田中